▶︎ドキュメンタリー製作中◀︎
2025年に異業種からの転職と移住という大きな決断を同時にした平田一路さんにお話を伺いました。
1.林業に興味を持ったきっかけは?
きっかけは、転職をしたいけど、この先ずっと続けられる仕事は何だろうと考えていたとき、電車の中吊り広告で「森の仕事ガイダンス」を見つけたことです。もともと森の中や近くにいるのが好きで、自分の手を動かし最初から最後までやり遂げる職人のような仕事にも憧れがありました。「森の仕事」という言葉に何かピンとくるものを感じ、まずは説明会に足を運んだのが始まりでした。

2. いくつか会社を見る中で、フォレストラヴェルを選んだ決め手は何でしたか?

いくつかの会社を見学させて頂く中で、フォレストラヴェルは少人数で小さな重機での作業が多いところに一番惹かれました。また他の団体では見学説明が中心でしたが、フォレストラヴェルだけはインターン中に実際の整備作業に近い体験をさせてもらえて、現実をきちんと見せてくれました。
また、大きな機械を操るよりも、自分の体の動きで山づくりをする仕事のほうが性に合ってて、その職人感のようなものが決め手になりました。
3. 実際に働いてみて、「入社前と違った」と感じたことはありますか?

想像以上に山には虫や外敵が多かったことです。知らないうちに体にくっついていたり、足元にダニやヒルがいたりと、都会にいたら感じないことの連続で驚きました。雨の後の仕事もテンションが上がりません(笑)。地面は滑るし、湿気でジメジメし、木に触れば濡れる。ちょっとしたダメージが積み重なりますが、それでも仕事自体の楽しさの方が大きいです。
4. 未経験で入社して、一番成長したと感じることは何ですか?

未経験で入って一番成長したと感じるのは、問題にぶつかったときに自分で考えて対応できるようになったことです。伐倒作業は、木の傾きや地面の状態によって倒れ方がまったく変わります。きちんと観察し、判断して、倒す。うまくいかなくても焦らず、次はこう動かせば倒れるかもしれないと考えられるようになったのは大きな変化でした。
5. 林業を始めて、仕事以外の生活は変わりましたか?

林業を始めてから精神的な疲労がかなり減りました。前職では、金額の話や口約束の行き違いなど、一つひとつの言葉に責任やストレスが伴っていました。また、土日も社用携帯があったので常に気持ちが休まりませんでした。
今はシンプルに、目の前のことに試行錯誤し、間違えたら改善すればいいという前向きな空気の中で働けています。おかげで土日祝も気持ちよく動けるようになり、以前よりポジティブに過ごせています。
6. もし森を誰か一人に紹介するとしたら、どんな人に来てほしいですか?

もし森を誰かに紹介するなら、人間関係に疲れた人に来てほしいです。仕事を変えても、サービス業から別のサービス業に移るだけでは関わる人の総数はあまり変わらないと思うんです。それなら思い切って、物理的に人との関わりが少ない仕事(場所)に飛び込むほうが、疲れを回復する近道になるのではないかと思います。
7. 変わった質問ですが、休日に旅へ出るのと、森で働くことに共通点はありますか?(一路さんは旅行が趣味)

共通点は「空気が美味しい」ことだと思います。森は自然の生活圏なので、いつも吸っている空気とは違う新鮮さがあります。旅行も同じで、知らない土地の気候や空気感に触れる面白さがありますね。自分の知っている場所とは違う空気に触れること自体に、森と旅の共通する魅力があると感じています。
8. 最後に、林業に少し興味がある人へ一言お願いします。

何でもそうですが、良い点と悪い点をきちんと見定めてから決めてほしいです。林業は「自然が好きな人に向いています」といった言葉だけで語られがちですが、イメージだけで飛び込んで思っていたのと違ったという声も少なくありません。実際は危険度も高く、給与面での不安を抱える人もいます。ロマンだけで判断せず、現実をきちんと見て決めてほしいと思います。
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