富士宮市の市街地から白糸へと走る県道184号線、その途中の通称「青木坂」と呼ばれる区間の道沿いの森を整備するため、令和2年5月から農林事務所に相談しはじめたところ、
道路沿いの電線の関係や、広葉樹のナラ枯れの状況もあり、いろんな人たちが関わり、話し合い、力を出し合うこととで、令和3年が明けてから、ようやく実施できることとなりました!
対象となった森林の面積は、6.45ha 。山林所有者さんは14名。道路沿いの全部を整備することは、土地所有者の所在が掴めなかったり、立地的に林業作業としては困難であり過ぎたりといった理由で叶わなかったけれど、
青木坂(全長約1.5㎞)沿いの暗い人工林(スギ・ヒノキ・タケ)を伐採し、枯れてしまい道路へ倒れてくるかもしれない危険な木も伐採する『令和2年度 森の力再生事業 in Aoki』がスタートしました。
しかもこの事業、静岡県と電力会社がコラボレーションして、地域の大規模停電を予防するため「保安伐採」といった目的も併せ持って。
道沿いの頭上に走る電線。その周辺の樹木の枝などを東京電力パワーグリッド株式会社が道路側から伐採。
その後、当社は森の内側から道沿いの危険な木を森の中に倒し込む、といった作業を行いました。おかげで作業上のリスクを軽減することが出来ました。
そして、更に!!
この事業は報道もされました!
たくさんの通行車が通るなか、たくさんの人が集まり、たくさんの人の目が森に向けられたと思います。
私は、この伐採された森でゴミ回収をしましたが、ものすごい量でした。なので、もっと地域の人にこの森を大事にしてもらいたいです。
あれから二週間が経ち、またゴミが捨てられています。地道に活動を継続し、森を大切にする地域づくりを目指します。