捨てる人

森のちから

富士宮市内に走る県道184号線、その通称「青木坂」と呼ばれる坂道沿いの森林を整備することは、

ぼくがこの町に越して来たときからの念願でした。

「森っていいな」って、通り行く人たちが毎日のように感じられる景色をつくれたら……..。

そんなふうにずっと考えていました。

整備前の青木坂。<竹林ゾーン>
整備後。道路沿いの竹をぜんぶ伐り、サッパリ。朝日が路面を射すようになりました。

そして、実際に鬱蒼と暗かった森を手入れさせてもらったことで、また別の

手入れ不足の森がもたらす、嬉しくない側面があることに気づきました。

今まで目に映らなかったことが、生々しく目に映るようになったのです。

ゴミ。

道路沿いのポイ捨て。

すごい数の。

投機、廃棄、遺棄、放棄。

人のそういった行為。

拾っても、拾っても….

拾っても….

捨てる人がいる限り、ゴミはなくなりません。

富士山からも見えるようになった青木坂なのにな….

つづく

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