学校のそばの森を

森のちから

昨年から、富士宮市立根北中学校の隣接する山林を整備しております。(2020.5.26~2021.2.22 静岡県森の力再生事業にて)現在は木材搬出作業を継続中です。

「校舎近くの木が大きくなって、教室が陰って暗い。」

「いつか倒れて来るんじゃないか。。」と学校から相談をいただいたのがきっかけです。

予てより、学校などの近くの森を手入れして、生徒たちや多くの人が森に親しめる環境づくりをしたい!と考えていたので、「これはチャンス‼」とばかりに気合が入りました。

地権者さまを調べ、あいさつに伺い、所有林への立入り許可をもらいました。

そして、林内を調査すると、

間伐が遅れていて、木々が枝を広げられない。
林床に光が届かず、下草が生えないため雨で土がどんどん流れ出ていってしまう。
元気のない森の姿。
根が張れないので倒木被害もあちこちに・・・。

こういった様子があちこちで見られたので、富士農林事務所に相談し、令和2年度 静岡県森の力再生事業にて整備することが出来ました!

森づくり県民税にて、山林所有者は費用負担なく業者に整備を任せることが出来ます。

この根北中学校の隣接森林整備事業に加わっていただた山林所有者さまは7名。

整備面積は3.10ha。

森の機能が回復できるようにスギ・ヒノキの人工林を強間伐(現在の本数から35%分減らす)することで、人工林の地面に光を注ぎ込みます。

間伐 作業前
間伐 作業後
倒木処理 作業前
倒木処理 作業後

校舎の近くの木々も無事に伐採できました。

そして現在も作業中ですが、今回の森の力再生事業で伐採した木は、なるべく木材として搬出しています。

これは補助対象外の作業ですが、木材売上から搬出経費を差し引いた金額を山林所有者さんにお返しいたします。

森の木に旅してもらう。それがフォレストラヴェルの使命です。

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